思考のフレームワーク【3C分析】

仕事のこと

思考のフレームワーク解説シリーズ。今回は、マーケティング戦略を考える際によく用いられる「3C分析」です。

利用目的

3Cは「Customer(顧客)」、「Competeter(競合)」、「Company(自社)」の頭文字3つをとったもの。

今まさに行っている(はじめようとしている)事業について、3つの異なる視点で見つめなおすことで、その事業を成功させるための要因「KSF(key success factor)」を、明らかにします。

※KSFの説明は、こちら

分析事例

さて、前回から引き続き、婚活に例えて「3C分析」をやってみましょう。笑
目標は、「希望の男性をつかまえること」!


結婚相談所をテーマとして、顧客は「希望条件に沿う男性会員」、競合は「ライバルとなる女性会員」、自社は「自分」!
3者がどのような状況にあるか、なるべく客観的事実を洗い出すようにしましょう。
分析するときは顧客⇒競合⇒自社の順番で行うと、やりやすいです。(状況によって変えてOK)

顧客(希望条件に沿う男性会員)

  • 30代後半、年収は500万円~600万円【基本情報】
  • 若くてかわいく、癒される女性を好む。昨今の経済不安で、相手にも働き続けてもらうことを望む【お相手の希望】
  • あまり積極的でなく、奥手【行動特徴】

競合(ライバルとなる女性会員)

  • 20代後半~30代前半の若い会員、年収は平均300万円程度【ライバルの基本情報】
  • 高年収・高身長を望む人が多い【お相手の希望】
  • 奥手な人が多いが、人生設計についてはよく考えている【行動特徴】

自社(自分)

  • 30代後半、年収は600万円【基本情報】
  • ±3歳くらいで、年収は500万円以上、身長はこだわらない【お相手の希望】
  • 親しみやすさ100%。必要に応じて、自分からデートに誘うなどの積極性はある!【行動特徴】
    ※分析内容は、フィクションだったり、リアルだったりします笑

まとめ

さて、分析結果から、どのようにすれば、希望の男性会員を捕まえられるでしょうか?

分析結果からいえること
・年齢は他の会員より高く、若さを武器にはできないが、年収は高い
・自分は若い女性に人気の高身長高年収男性にそれほど興味はない
・年の功で、積極的に男性にアプローチできる

このことから、以下のKSFを設定してみました。
KSF(重要成功要因)
・身長があまり高くなく、平均並みの年収の男性を狙う!
・年収の高さを嫌味にならない程度にそれとなくアピールする!
・がつがつしない程度に、自分からアプローチ!

なんてすばらしい戦略なんだ・・・!
はい、こんなうまくはいかないと思いますが笑、ひとまずライバルに打ち勝ち、目標を達成するための要因を明らかにデキました。

やみくもに進めるのではなく、3C分析を活用して、「自分の強み」を理解した上で「狙うべきターゲット」を明確にできると、より目標に近づくことができそうですね^^


はい、こんな感じですね。笑 そう、うまくはいかないと思いますが。

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